規定フリースタイル

2005ジャパンナショナルの予選は、「規定フリースタイル」システムを採用します。全米大会でも、採用されているシステムです。

基本的には、3分のフリースタイルと同じルールです。

ルール

競技者は自分で選んだ音楽に合わせて1分間内のフリースタイルをする。

課題トリックエレメント(ATE) 50%

競技者は、1分間の間に、決められたATEを行わなければならない。

1ATEで5ポイント。1分の中で、行われたかどうかのみで審査される。1A、2Aは、25点満点、3A、4A、5Aは、15点満点。

ATEを失敗しても、やり直しは可能。ただし、ミスをした時点で技術点で減点されています。

ATE専門のジャッジが、ATEが成功した瞬間、合図を出します。

競技者のリスクのもと、多々あるATEのバリエーションの中で高難易度のATEを技術点のために選択できます。

競技者は、ジャッジに、ATEをATEとして認識させる必要があります。

各部門のATE

1A
スーサイドキャッチ系:
 指からはずれ空中に浮いたストリングの輪(輪の両端がヨーヨーから出ている必要がある)に、指を再度入れるトリック。
 例:スーサイドキャッチ

ラセレーション系:
 スリープ状態にストリングを垂らした状態から、ヨーヨーを引き上げ、糸が巻き取られないうちに、ストリングで形を成すトリック。
 例:ラセレーション、プラスティックウィップ、ヒデマサフックなど

グリーントライアングルフォーム:
 好きな手順で、「グリーントライアングル」のフォームをつくり、一瞬停止しアピールすること(1秒弱でOK)
 例:グリーントライアングル、ラセレーションとの複合も多くそれは両方にカウントされます)

ジャイロスコーピックフロップ:
 ヨーヨーをストリングで締め、ヨーヨーを横方向に反転以上させるトリック。かならずキャッチが必要。

グラインド:
 体の上でヨーヨーを回転した状態で一瞬以上乗せ、それをキープもしくは、体の上を走らせる。その直後、ヨーヨーが下におちストリングが下で伸びきる前にトラピーズ、マウント状態にする。

2A:
ラップ系(スリープ/スリープ): 両方ともがスリープの状態(ピンホイールなど)で、最低片方がもう片方の腕に対しかけ系を行う。
ラップ系(ルーピング/スリープ): 片手がルーピングを、している間に、もう片方の腕・手にかけ系のトリックを行う。
2ハンドリーチフォーザムーン系(5回以上): 2ハンド・シュート・ザ・ムーンや、クリケットなど、ムーンシェイプが、両手ともに5往復する。
クルクル系(5回以上): ヨーヨーが、ループしている間に、手も、お互いの周りで回転するルーピングトリック。クルクルミルクなど。ジャッジに見える角度で行うこと。
ルーピングコンボ(5種類以上のフォーム): キャッチや、スリープをさせずに、ルーピングのみで、5種類以上のフォームを連続して演技。各ループ一回以上でOK。

3A:
2ハンドトラピーズ: 同時に、両手で、トラピーズを成功させる(ただしいストリングの上のみ可)。
ベルベットロールズ系: 2つのヨーヨーともに、両手にささえられて、自分のストリングに乗り、サマーサルトなどを連続して(各ヨーヨーで2回ずつ以上)行う。
キンク系: 2本のストリングが、お互いをささえあって、形状を成すトリック。両方のヨーヨーがトラピーズ、マウント状態になる必要がある。

4A:
ウィップキャッチ: ヨーヨーを完全にストリングからはなし、スラック状の(たるんだ)ストリングで、ヨーヨーをとらえる。
ボヨンボヨンコンボ(3種類以上のフォーム): リング状のストリングの中でヨーヨーが跳躍するトリックを、連続で3種類以上各3回以上行う。
トス(3回以上): 体の好きな場所で、ヨーヨーをストリングから完全にはなし両手で持ったストリングでキャッチ。連続で3回行う。すべて異なるバージョン・場所・バリエーションで行うこと。

5A:
エアリアル系: ヨーヨー、ウエイトストリングともに手から完全に離れ、張力を保ったまま、1周以上まわり、それを再度キャッチする。
ウエイトディレクションチェンジ系: ウエイトを体などに当て、ウエイトの動く方向を瞬時に変える。ダイスキックや、ショルダーポップなど。
ビースティング系: ヨーヨーとウエイトが片手に支えられながら、異なる方向に動き、一回以上そのままヨーヨーがストリングにヒットする。

技術点(TE) 50%

通常のフリースタイルと同じく、各ジャッジが2つのクリッカー(数取り器)を両手に持ち一方で加点を採り、もう一方で減点を採る。そしてその和をもとに集計する。

1ジャッジの採点平均点を中点として、標準化を行う。

ジャッジの決定は、絶対であり、最終決定である。

 

Q&A

1AだとATEが5種類あるけど、全部やるの?

ATEを1個やらないと、5ポイント(10%)の失点になります。まずは、ATEで満点をとれることが通常、最低条件です。

みんな、ATEが満点だったら差がつかないんじゃない?

そのためのTEです。ATEは、予選通過者なら満点で通常です。TEで、いかに、他のプレイヤーに差をつけるかが重要です。

簡単なバージョンのATEでもいいの?

大丈夫です。しかし、TE(クリッカー)の部分で、点数が伸びません。

 

 

このQ&Aは、順次更新していく予定です。


このサイトの著作権は別段記載のない限り、「日本ヨーヨーコンテスト委員会」が所有しています。このサイトに掲載されている全ての画像、文章等の無断転載を禁じます。免責事項 Copyright (c) 2001-2003 "Japan Yo-Yo Contest Committee" All rights reserved.